SBI証券と楽天証券はNISA積立だけならどっち?

NISAで投資信託を積み立てるだけなら、SBI証券と楽天証券のどちらを選ぶべきか。

個別株は買わない。

1株投資もしない。

IPOにも興味はない。

NISAのつみたて投資枠を使って、投資信託を毎月積み立てたい。

この使い方なら、証券会社全体の機能を比べる必要はありません。

見るべきなのは、

積み立てたい投資信託があるか。

クレカ積立をどう使うか。

普段どのカードを使っているか。

Vポイントと楽天ポイントのどちらを使うか。

積立設定や資産管理を使いやすいと感じるか。

です。

結論からいうと、三井住友カードを普段から利用し、SBI証券のクレカ積立条件を自然に満たせるならSBI証券を選びやすくなります。

一方、普段のカード利用額をあまり気にせず楽天カードで積み立てたいなら楽天証券を選びやすくなります。

ただし、クレカ積立のポイント差が小さい人なら、NISA積立だけでは両社に決定的な差が出ないこともあります。

NISA積立だけなら比較項目はかなり減らせる

SBI証券と楽天証券を比較すると、さまざまな違いがあります。

国内株。

1株投資。

米国株。

IPO。

取引ツール。

ポイント投資。

しかしNISAで投資信託を積み立てるだけなら、使わない機能は比較から外せます。

まず見るのは次のような部分です。

比較するところSBI証券楽天証券
NISAつみたて投資枠対応対応
投信積立対応対応
クレカ積立対応対応
主なカード三井住友カードなど楽天カード
ポイントVポイントなど楽天ポイント
銀行等からの積立対応対応

NISA積立だけなら、これだけでもかなり比較できます。

まず積み立てたい投資信託があるか確認する

一番先に確認したいのは、自分が積み立てたい投資信託を扱っているかです。

つみたて投資枠で購入できる商品は、制度上一定の条件を満たした投資信託などに限定されています。

SBI証券と楽天証券のどちらでも多数の対象商品を扱っています。

そのため、

「取扱本数が何本多いか」

だけで選ぶ必要はありません。

たとえば自分が、

全世界株式型。

米国株式型。

バランス型。

など特定のファンドを積み立てると決めているなら、その商品が両社にあるかを確認します。

両方にあるなら、次の比較へ進みます。

クレカ積立を使うならカード条件が大きな違いになる

NISA積立だけの人にとって、SBI証券と楽天証券の差として比較しやすいのがクレカ積立です。

SBI証券では、三井住友カードなど対象カードを利用できます。

楽天証券では、楽天カードを利用できます。

どちらもNISAのつみたて投資枠でクレカ積立を利用できます。

ただし、ポイント条件の決まり方が違います。

三井住友カードを普段使うならSBI証券を選びやすい

SBI証券のクレカ積立では、対象カードの種類だけでなく、年間カード利用額などがポイント条件に影響します。

そのため、

三井住友カードをメインカードとして使っている。

普段の買い物や固定費でも利用する。

Vポイントも使っている。

という人なら、SBI証券と組み合わせやすくなります。

普段の生活の延長で条件を満たせるなら、ポイントを受け取るためにカード利用方法を変える必要もありません。

三井住友カードを積立にしか使わないなら確認が必要

逆に、

SBI証券を使うために三井住友カードを作る。

クレカ積立以外ではほとんど使わない。

という人は注意したいところです。

SBI証券のクレカ積立額そのものは、年間カード利用額の判定には含まれません。

そのため、

毎月クレカ積立しているから年間利用条件も満たすだろう

とは考えられません。

積立以外でもそのカードを使うのかを確認する必要があります。

楽天証券は普段のカード利用額を気にしにくい

楽天証券のクレカ積立では、楽天カードの種類や積み立てる投資信託などによってポイント条件が変わります。

一方で、

年間いくら楽天カードを使ったか

を基本的な還元条件としていません。

そのため、

楽天カードは積立専用。

普段の買い物は別カード。

という使い方もしやすくなります。

クレカ積立のポイントを受け取るために、普段の買い物まで楽天カードへ寄せたくない人には分かりやすい仕組みです。

楽天カードを持っていないならカードを増やす価値を見る

ただし、

楽天カードを持っていない。

楽天ポイントもほとんど使わない。

という人まで、自動的に楽天証券が向くわけではありません。

クレカ積立を使うためだけに新しくカードを作るなら、

年間どれくらいポイントを受け取るのか。

カードを1枚増やす価値があるか。

普段使っているカードと相性のいい別の証券会社はないか。

まで考えます。

これはSBI証券でも同じです。

月1万円程度ならポイントだけで決めなくてもいい

たとえば月1万円をNISAで積み立てるなら、年間積立額は12万円です。

ポイント還元率に0.5%の差があっても、年間差は600円相当です。

この程度の差なら、

新しいカードを作る。

普段のメインカードを変更する。

ポイントの使い方を変える。

というところまで行う必要があるかを考えます。

すでに条件を満たしているなら、もちろんポイントを受け取ればよいでしょう。

しかし、年間数百円の差のために生活上のカード利用まで変更する必要はない人もいます。

積立額が大きくなるならポイント差も大きくなる

一方、今後積立額を増やす予定があるなら、クレカ積立条件を見る意味は大きくなります。

月1万円より、

月3万円。

月5万円。

月10万円。

と積立額が増えるほど、同じ還元率差でも年間ポイント差が大きくなります。

今の積立額だけでなく、

今後どこまで増やす予定か

も考えておくとよいでしょう。

ポイントは「何ポイント付くか」だけでなく使うかを見る

SBI証券と楽天証券を比べるときに、

Vポイント。

楽天ポイント。

の違いもあります。

どちらも投資などに利用できます。

そのため、

Vポイントを普段から使っている。

楽天ポイントを普段から使っている。

という人は、そのまま使っているポイントへ寄せる方法があります。

還元率が少し高くても、自分が使わないポイントなら魅力は下がります。

反対に、日常的に使うポイントなら少額でも無駄になりにくくなります。

クレカ積立を使わないなら両社の差はさらに小さくなる

NISA積立だからといって、クレカ積立を必ず使う必要はありません。

SBI証券では銀行引落などによる投信積立も利用できます。

楽天証券でも証券口座や金融機関など複数の引落方法があります。

そのため、

クレジットカードを増やしたくない。

ポイントを追いかけたくない。

という人は、銀行などから自動積立する方法もあります。

こうなるとクレカ積立のポイント差は証券会社選びから外せます。

積立設定日は楽天証券のほうが選択肢を持てる場合がある

楽天証券では、引落方法によって積立指定日を選択できる仕組みがあります。

一方、クレカ積立の場合はカード決済に合わせた指定日になります。

給与日後に積み立てたい。

毎月特定の日に設定したい。

という人は、使う決済方法と積立日も確認しておくとよいでしょう。

ただし、長期の投信積立では、

毎月1日か10日か

といった違いを過度に重視する必要はありません。

自動で継続できることを優先したほうが管理しやすくなります。

NISA積立だけなら国内株サービスは無視していい

SBI証券にはS株があります。

楽天証券にはかぶミニやかぶピタッがあります。

しかし、

今後も投資信託の積立だけ。

個別株を買う予定はない。

という人なら、この違いは無視して構いません。

1株投資のリアルタイム注文や金額指定取引を比較しても、利用しなければNISA積立には関係しません。

証券会社比較で迷う原因の一つは、使わない機能まで比較してしまうことです。

将来成長投資枠も使うなら少しだけ先を見る

一方、

今はつみたて投資枠だけ。

将来は成長投資枠で日本株も買ってみたい。

という人なら、その予定まで含めてもよいでしょう。

NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を同じ金融機関で利用します。

つみたて投資枠だけSBI証券。

成長投資枠だけ楽天証券。

というように同じ年に分けることはできません。

そのため、近いうちに個別株も使う予定なら、証券会社全体の使い方まで少し確認しておく意味があります。

本当に積立だけなら後から必要になったとき考えてもいい

ただし、

いつか個別株を買うかもしれない。

という程度なら、今から全サービスを比較する必要はありません。

NISA以外の課税口座なら複数の証券会社を使うこともできます。

まずNISA積立を使いやすい証券会社で始めて、必要になったときに別口座を追加する考え方もあります。

将来使うか分からない機能より、現在続けやすい積立環境を優先します。

SBI証券が向きやすい人

NISA積立だけなら、次のような人はSBI証券を選びやすくなります。

  • 三井住友カードを普段から使っている
  • カード利用条件を自然に満たせる
  • Vポイントを使っている
  • SBI証券をすでに利用している
  • 将来SBI証券の他サービスも使いたい

この場合は、わざわざ楽天カードを追加する理由が小さくなります。

楽天証券が向きやすい人

一方、次のような人は楽天証券を選びやすくなります。

  • 楽天カードを持っている
  • 楽天ポイントを使っている
  • クレカ積立以外のカード利用額を気にしたくない
  • 楽天カードを積立専用にしてもよい
  • 楽天証券をすでに利用している

この場合は、三井住友カードを追加してSBI証券へ移る必要性は低くなります。

どちらでも大きく困らない人もいる

次のような人です。

希望する投資信託を両社で買える。

カードのポイント差をあまり気にしない。

銀行引落でも構わない。

個別株は使わない。

この場合は、SBI証券でも楽天証券でもNISA積立という目的は達成できます。

証券会社を選ぶときに、

「絶対に正解の一社がある」

と考える必要はありません。

自分に関係する差が小さければ、すでに口座を持っているほうや、画面を使いやすいと感じるほうで始めてもよいでしょう。

結論|NISA積立だけならカードとポイントでほぼ絞れる

SBI証券と楽天証券のどちらも、NISAつみたて投資枠で投資信託を積み立てられます。

個別株を使わないなら、比較項目はかなり減らせます。

特に違いが出やすいのはクレカ積立です。

三井住友カードを普段から利用し、条件を自然に満たせる。

Vポイントを使う。

ならSBI証券を選びやすくなります。

一方、

楽天カードを持っている。

楽天ポイントを使う。

普段のカード利用額をクレカ積立のために意識したくない。

なら楽天証券を選びやすくなります。

そして、どちらのポイント条件にも大きな魅力を感じないなら、

NISA積立だけでは両社に決定的な差がない

という結論になる人もいます。

無理に差を探すのではなく、

自分が普段使っているカードとポイントをそのまま利用できるほう

から考えるのが分かりやすい選び方です。

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次に確認するなら

クレカ積立でSBI証券・楽天証券のどちらかに決められたなら、その証券会社で自分が積み立てたい投資信託がNISAつみたて投資枠の対象になっているかを確認します。

それでも決めきれないなら、ポイント差を無理に探すより、すでに持っている口座や普段使うカード、積立設定の管理しやすさで選んでもよいでしょう。

出典

金融庁|NISAに関するよくある質問、SBI証券|NISAでのクレカ積立について、SBI証券|NISAでの銀行引落サービス、楽天証券|クレカ積立、楽天証券|NISAつみたて投資枠、楽天証券|NISA積立設定ガイド

この記事は、2026年8月時点の金融庁・各証券会社の公開情報をもとに作成しています。