楽天証券は、NISA、投資信託、クレカ積立、国内株、1株投資まで幅広く使える証券会社です。
さらに国内株では、
1株から買える「かぶミニ」。
国内株を積み立てる「かぶツミ」。
NISA成長投資枠で100円から金額指定できる「かぶピタッ」。
と、少額投資の選択肢も増えています。
そのため、
「少額から始めたいなら楽天証券でよさそう」
と考える人もいるでしょう。
実際、
楽天カードを使う。
楽天ポイントを使う。
1株でも価格を指定したい。
日本株を金額指定で買いたい。
という人には、かなり候補にしやすい証券会社です。
一方で、
1株投資はシンプルでいい。
三井住友カードを普段から使う。
国内株について人に相談したい。
という人なら、SBI証券や松井証券まで比較したほうがよい場合があります。
ここでは、楽天証券でそのまま決めていい人と、もう1社だけ確認したほうがいい人を分けます。
楽天証券を選びやすい人
最初にまとめると、楽天証券が向きやすいのは次のような人です。
- 楽天カードを持っている
- 楽天ポイントを普段使っている
- クレカ積立で普段の年間カード利用額を気にしたくない
- 1株でもリアルタイム・指値で買いたい
- 日本株を1株未満まで金額指定したい
- NISAで投信積立と少額日本株をまとめたい
- 国内株を少額ずつ積み立てたい
特に、少額日本株の買い方を細かく選びたい人には楽天証券の特徴が出ます。
NISAで投信積立と国内株をまとめたいなら使いやすい
楽天証券のNISAでは、
つみたて投資枠で投資信託。
成長投資枠で国内株、外国株、投資信託。
を利用できます。
国内株についても、
通常の単元株。
かぶミニ。
かぶツミ。
かぶピタッ。
が成長投資枠の対象に含まれています。
そのため、
今は投資信託だけ。
後から配当株も買う。
さらに1株ずつ買い増す。
という使い方へ広げやすくなっています。
クレカ積立で年間カード利用額を気にしたくない人には向く
楽天証券のクレカ積立では、楽天カードの種類や積み立てる投資信託などによってポイント条件が決まります。
一方、
年間カード利用額が一定以上でないとポイントが付かない
という仕組みではありません。
そのため、
楽天カードはクレカ積立にしか使わない。
普段の買い物は別のカード。
という人でも利用しやすくなります。
SBI証券のクレカ積立では対象カードの年間利用額などがポイント条件に関係するため、この部分は両社の違いになります。
楽天カードをすでに持っているなら選びやすい
すでに楽天カードを使っているなら、楽天証券を利用するために新しいカードを追加する必要がありません。
たとえば、
楽天カードでクレカ積立。
楽天ポイントを投資へ利用。
NISAも楽天証券。
という形にまとめられます。
楽天市場などを大量に使う必要はありません。
楽天カードと楽天ポイントだけを使っている人でも、楽天証券との組み合わせは作れます。
楽天カードを持っていないならクレカ積立だけで決めない
一方、
楽天カードを持っていない。
楽天ポイントもほとんど使わない。
という人は、クレカ積立だけを理由に楽天証券を選ぶ必要はありません。
特に積立額が小さい場合、ポイント差は年間数百円程度になることがあります。
そのため、
新しいカードを作る。
ポイント管理を増やす。
という手間に見合うかを考えます。
普段使っているカードと相性のよい証券会社があるなら、そちらも比較します。
1株でも買値を決めたいなら楽天証券は強い
楽天証券のかぶミニでは、対象銘柄についてリアルタイム取引ができます。
さらに指値注文にも対応しています。
そのため、
株価2,000円以下なら1株買う。
配当利回りが一定水準になったら買う。
急落したタイミングで追加する。
といった使い方ができます。
SBI証券のS株は、1株から買えるものの、同じリアルタイム・指値型ではありません。
1株でも価格にこだわりたい人なら、楽天証券を選ぶ理由になります。
1株を価格指定しないならSBI証券も確認する
逆に、
毎月1株。
給料日に配当株を追加。
買値はそこまで気にしない。
という人なら、リアルタイム・指値機能を使わない可能性があります。
この場合、SBI証券のS株でも目的を満たせます。
S株は1株から買え、インターネット取引の手数料体系もシンプルです。
そのため、かぶミニの高機能さを使わないなら、楽天証券が必ず上というわけではありません。
リアルタイム取引にはコストもある
かぶミニのリアルタイム取引にはスプレッドがあります。
そのため、
リアルタイム。
指値。
という便利さだけでは決めません。
価格指定をしたい人なら価値があります。
一方、長期保有中心で買値を細かく気にしない人なら、寄付取引を利用したり、他社の単元未満株を選んだりする方法があります。
「機能が多い=必ず得」ではありません。
日本株を金額指定したいなら楽天証券に明確な特徴がある
楽天証券には「かぶピタッ」があります。
NISA成長投資枠で、日本株を100円から金額指定して買える仕組みです。
たとえば、
5,000円分。
1万円分。
という形で購入できます。
1株未満まで保有できるため、
1株3万円の銘柄を5,000円だけ買う。
1万円を複数銘柄へ均等に分ける。
といった使い方ができます。
SBI証券のS株は1株単位なので、ここは楽天証券側に明確な違いがあります。
金額指定が不要なら、かぶピタッを理由に選ぶ必要はない
ただし、
1株単位で十分。
毎月の投資額が数百円、数千円ずれても構わない。
という人に、金額指定は必須ではありません。
たとえば1株1,500円なら、3株・4株と調整できます。
このタイプなら、かぶピタッがあることだけで楽天証券を選ぶ必要はありません。
楽天証券の強みが自分に関係するかを見ます。
国内株を自動で積み立てたい人にも向く
楽天証券には国内株を定期的に買い付ける「かぶツミ」があります。
成長投資枠でも利用できます。
そのため、
毎月同じ配当株を買う。
自分で注文するのを忘れたくない。
少額で長期間買い増したい。
という人には使いやすい選択肢です。
毎回株価を見て判断する人には不要ですが、淡々と積み上げる人には違いになります。
楽天ポイントを投資へ戻したい人には向く
楽天証券では楽天ポイントを投資に利用できます。
投資信託だけでなく、国内株の買付にも利用できます。
そのため、
楽天カードなどでポイントが貯まる。
ポイントを買い物では使い切らない。
という人なら、投資へ戻す方法があります。
ポイントを日常的に使う人ほど、楽天証券へまとめやすくなります。
楽天ポイントを使わないなら優先度は下がる
逆に、
楽天ポイントをほとんど貯めない。
ポイント投資もしない。
なら、この部分は楽天証券の強みになりません。
証券会社比較では、使わない機能を強みとして数えないほうがよいでしょう。
その場合は、
NISA。
1株投資。
クレカ積立。
など、自分が本当に使うところで比較します。
100株を買って長期保有するだけなら大差は小さい
たとえば、
国内株を100株買う。
年に数回しか売買しない。
長期保有する。
という人です。
この場合、
かぶミニ。
かぶピタッ。
かぶツミ。
のような少額サービスを使わない可能性があります。
そうなると楽天証券の特徴はかなり減ります。
SBI証券でも通常の国内株取引・NISAを利用できます。
松井証券も100株単位の国内株中心なら比較できます。
そのため、楽天証券が必ず有利というわけではありません。
国内株を人に相談したいなら松井証券も確認する
楽天証券には各種サポートがありますが、
国内株の銘柄探しや売買タイミングについて、人にも相談したい
という条件なら、松井証券まで比較する意味があります。
松井証券には、口座保有者が無料で利用できる「株の取引相談窓口」があります。
専門スタッフへ、
銘柄の探し方。
材料の見方。
取引タイミング。
などを相談できます。
100株単位の国内株が中心で、こうした対人サポートを使いたいなら、楽天証券だけで決める必要はありません。
ただし松井証券は1株ずつ新規買付する人には向きにくい
2026年8月時点で、松井証券の単元未満株は売却のみで、新規買付には対応していません。
そのため、
毎月1株買う。
配当株を5株ずつ増やす。
という人なら、楽天証券かSBI証券を中心に比較したほうがよいでしょう。
松井証券は国内株全般の候補ではありますが、少額株の使い方によっては比較対象から外せます。
SBI証券まで比較したほうがいい人
次のような人です。
- 三井住友カードやOliveを普段から使う
- Vポイントを使っている
- 1株投資はリアルタイム・指値でなくてもいい
- 金額指定投資は必要ない
- 国内株の取引コストをシンプルにしたい
- SBI証券ですでにNISAや投資信託を使っている
この条件なら、楽天証券の少額投資機能を使わない可能性があるため、SBI証券も確認したほうがよいでしょう。
松井証券まで比較したほうがいい人
次のような人です。
- 100株単位の国内株が中心
- 単元未満株の新規買付は不要
- 国内株について人に相談したい
- 楽天ポイント・Vポイントを重視しない
- NISAで国内株を長期保有する
この場合は、少額投資機能よりサポートを重視して比較できます。
楽天証券をそのまま選びやすい人
最終的に、次の条件が複数当てはまるなら楽天証券で決めやすいでしょう。
- 楽天カードを持っている
- 楽天ポイントを利用している
- NISA積立も国内株も楽天証券へまとめたい
- クレカ積立で普段の年間カード利用額を気にしたくない
- 1株でもリアルタイム・指値で買いたい
- 日本株を金額指定したい
- 国内株を少額で定期的に積み立てたい
この場合、楽天証券の複数の特徴を実際に使えます。
楽天証券を選ばなくてもいい人
逆に、
楽天証券は有名だから。
楽天グループだから。
少額投資サービスが多いから。
という理由だけなら、まだ決めなくてもよいでしょう。
自分が、
かぶミニの指値を使うのか。
かぶピタッの金額指定を使うのか。
楽天ポイントを使うのか。
まで確認します。
使わないなら、その強みは自分にとって差ではありません。
結論|楽天証券は「少額日本株の買い方を選びたい人」に特に向く
楽天証券を選ぶ前に確認したいのは、
サービス数が多いか
ではなく、
そのサービスを自分が使うか
です。
楽天カードを使う。
楽天ポイントを使う。
1株でも価格を指定する。
1株未満まで金額指定する。
国内株を少額で積み立てる。
このような使い方をするなら、楽天証券の特徴を生かしやすくなります。
一方、
1株は淡々と買えればよい。
三井住友カードを普段から使う。
ならSBI証券も確認します。
100株中心で、国内株について人にも相談したいなら松井証券も候補です。
つまり最終確認は、
「楽天証券に便利な機能があるか」ではなく、「楽天証券にしかない・楽天証券のほうが使いやすい部分を自分が実際に使うか」
です。
そこが当てはまるなら、比較を終えて楽天証券を選びやすくなります。
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次に確認するなら
楽天証券のクレカ積立・NISA・少額国内株のうち、自分が使う機能が複数あるなら、比較をここで止めてもよいでしょう。
逆に、楽天証券を選ぶ理由がポイント1つだけ、あるいは使わない少額投資機能だけなら、SBI証券・松井証券の自分に関係する部分だけ最後に比較します。
出典
楽天証券|NISA商品ガイド、楽天証券|クレカ積立(楽天カードクレジット決済)、楽天証券|かぶミニ(単元未満株取引)、楽天証券|かぶミニ 取引ルール・取引時間、楽天証券|NISA成長投資枠、松井証券|単元未満株 取引ルール、松井証券|株の取引相談窓口
この記事は、2026年8月時点の各証券会社の公開情報をもとに作成しています。
