SBI証券と楽天証券の1株投資はどっち?S株とかぶミニを比較

日本株を100株ではなく、1株ずつ少額で買いたい。

この場合、候補になりやすいのが、

SBI証券のS株。

楽天証券のかぶミニ。

です。

どちらも1株から日本株を買え、NISA成長投資枠でも利用できます。

ただし、

リアルタイムで買えるか。

指値できるか。

寄付で買うか。

取引コストはどうか。

という点には違いがあります。

結論からいうと、

買値を細かく指定したいなら楽天証券のかぶミニ。

リアルタイム取引が不要で、シンプルに1株ずつ買うならSBI証券のS株。

と分けると考えやすくなります。

ただし、楽天証券でも寄付取引を選べるため、「楽天=必ずリアルタイムで買う」というわけではありません。

S株とかぶミニの主な違い

まず、違いを大きく整理すると次のようになります。

比較SBI証券 S株楽天証券 かぶミニ
最低取引単位1株1株
リアルタイム取引なし対象銘柄であり
指値注文なしリアルタイム取引で可能
決められた価格での取引あり寄付取引あり
売買手数料インターネット取引は無料無料
スプレッドなし寄付はなし、リアルタイムはあり
NISA成長投資枠対応対応

この表だけ見ると、楽天証券のほうが多機能です。

しかし、使わない機能まで多い必要はありません。

1株投資でどんな買い方をしたいかで決めます。

SBI証券のS株は決められたタイミングで約定する

S株では、注文した瞬間の株価で売買するわけではありません。

注文した時間帯によって、

前場の始値。

後場の始値。

後場の終値。

翌営業日の前場始値。

など、決められたタイミングで約定します。

指値注文もできません。

そのため、

「今2,000円だから今すぐ買いたい」

という使い方には向きません。

一方、

毎月1株買う。

長期保有する。

数十円程度の買値差はあまり気にしない。

という人なら、それほど不便を感じない可能性があります。

楽天証券のかぶミニはリアルタイム・指値に対応

楽天証券のかぶミニは、対象銘柄について市場が開いている時間にリアルタイムで取引できます。

さらに指値注文にも対応しています。

たとえば、

2,000円以下なら買う。

株価が急落したので今1株追加する。

配当利回りが一定水準になったら買う。

という買い方がしやすくなります。

株価を見ながら買いたい人にとっては、S株より大きな違いです。

楽天証券には寄付取引もある

リアルタイム取引があるからといって、毎回それを使う必要はありません。

かぶミニには寄付取引もあります。

夜に注文して、翌営業日の前場寄付で買うような使い方ができます。

この寄付取引ではスプレッドがかかりません。

つまり楽天証券では、

価格を細かく決めたいときはリアルタイム。

細かい価格を気にしないときは寄付。

と使い分けられます。

ここはSBI証券にはない選択肢です。

コストだけならSBI証券は分かりやすい

SBI証券のS株は、インターネット取引なら売買手数料が無料です。

単元未満株独自のスプレッドもありません。

そのため、

1株を買うために別の取引コストがいくらか

を細かく考えずに使いやすい仕組みです。

長期保有で、

毎月数株買う。

頻繁には売らない。

という人には分かりやすいでしょう。

楽天証券のリアルタイム取引にはスプレッドがある

楽天証券のかぶミニも売買手数料自体は無料です。

ただし、リアルタイム取引にはスプレッドがあります。

そのため、

リアルタイムで今買える。

指値できる。

という便利さと引き換えに、寄付取引とはコスト構造が異なります。

一方、寄付取引ならスプレッドはありません。

そのため楽天証券を使う場合も、

毎回リアルタイム。

ではなく、

必要なときだけリアルタイム。

普段は寄付。

という使い方もできます。

長期保有だけならS株でも困りにくい

たとえば、

高配当株を毎月1株。

5年、10年単位で保有。

日中は仕事で株価を見ない。

という人です。

この場合、

リアルタイムで2,010円で買う。

翌日の寄付で2,025円で買う。

という差を、それほど重要と考えない人もいるでしょう。

このタイプなら、S株の約定方法でも大きく困らない可能性があります。

むしろ、

取引コストが分かりやすい。

普段使っているSBI証券でそのまま買える。

というほうを優先できます。

配当利回りで買値を決めるならかぶミニが使いやすい

一方、高配当株投資でも、

予想配当利回り4%以上なら買う。

この株価以下なら買い増す。

というルールを持っている人がいます。

この場合は買値が重要です。

指定した株価まで下がったときに1株だけ買いたいなら、リアルタイム・指値が使えるかぶミニの利便性が高くなります。

「配当株を買う」という同じ目的でも、買い方で向くサービスが変わります。

日中株価を見ないならリアルタイム機能を使わない

楽天証券のリアルタイム取引は便利ですが、日本株市場が開いている時間に注文する必要があります。

仕事中に株価を見ない。

注文するのは夜。

という人なら、せっかくリアルタイム取引があっても使わない可能性があります。

その場合は、S株と楽天証券の寄付取引のほうが実際の利用方法に近くなります。

「リアルタイム対応」というスペックだけで選ばないことが重要です。

NISA成長投資枠ならどちらも1株から使える

SBI証券のS株も楽天証券のかぶミニも、NISA成長投資枠で利用できます。

そのため、

NISAで1株ずつ配当株を買う。

成長投資枠を少額ずつ使う。

という目的だけでは、どちらか一方には決まりません。

NISA対応は両方あるため、その先の注文方法や普段使っている証券会社で選びます。

株主優待目的なら1株サービスだけで決めない

1株から買っても配当金は保有株数に応じて受け取れます。

ただし株主優待は、銘柄ごとに必要株数などの条件があります。

100株以上を条件とする企業も多いため、

優待が目的。

最終的に100株まで増やしたい。

という人は、1株サービスの注文機能だけではなく、最終的に何株保有するかも考えます。

この場合は、

毎月何株ずつ増やすか

という管理もしやすい1株投資と相性があります。

楽天ポイントを1株投資に使いたいなら楽天証券

楽天証券のかぶミニでは、楽天ポイントを国内株の購入に使えます。

普段から楽天ポイントが貯まる人なら、

余ったポイントで1株買う。

という使い方もできます。

そのため楽天カードや楽天市場などを利用している人は、注文機能以外にも楽天証券を選ぶ理由があります。

一方、楽天ポイントをほとんど使わないなら、この差を重視する必要はありません。

SBI証券をすでに使っているなら乗り換えるほどか考える

すでにSBI証券で、

NISA。

投資信託。

国内株。

を利用している人が、1株投資のためだけに楽天証券を追加するケースも考えられます。

リアルタイム・指値が絶対に必要なら意味があります。

一方、

毎月1株買うだけ。

長期保有。

寄付価格でも困らない。

という場合は、その機能差のためだけに証券口座を増やす必要があるかは考えたいところです。

楽天証券をすでに使っているならかぶミニで十分な人も多い

逆も同じです。

楽天証券をすでに使っているなら、かぶミニで1株投資ができます。

寄付取引もリアルタイム取引もあるため、

S株のほうがシンプルだから

という理由だけでSBI証券を追加する必要性は高くありません。

証券会社を比較するときは、

サービス単体でどちらが優秀か

ではなく、

今の証券口座に不足している機能があるか

まで考えます。

S株が向く人

SBI証券のS株が向きやすいのは次のような人です。

  • 毎月決まったタイミングで1株ずつ買う
  • 長期保有が中心
  • 日中株価をほとんど見ない
  • 指値注文を必要としない
  • 取引コストをシンプルにしたい
  • すでにSBI証券を使っている

この場合は、リアルタイム機能がなくても困りにくいでしょう。

かぶミニが向く人

楽天証券のかぶミニが向きやすいのは次のような人です。

  • 日中株価を見ながら1株を買いたい
  • 指値注文を使いたい
  • 急落時にすぐ買い増したい
  • 配当利回りなどから購入価格を決める
  • 寄付とリアルタイムを使い分けたい
  • 楽天ポイントを株購入に使いたい
  • すでに楽天証券を使っている

このタイプなら、かぶミニの注文方法の多さを生かしやすくなります。

結論|買値を指定したいなら楽天、定期的に買うだけならSBIでも十分

SBI証券のS株と楽天証券のかぶミニは、どちらも1株から日本株を買えるサービスです。

大きな違いは注文方法です。

S株は決められたタイミングで約定し、指値はできません。

かぶミニは対象銘柄ならリアルタイム・指値に対応し、寄付取引も選べます。

そのため、

買値を決めて1株ずつ買いたいなら楽天証券。

価格を細かく指定せず、定期的に買い増すならSBI証券でも十分。

という分け方ができます。

ただし、すでにどちらかの証券口座を使っているなら、機能差だけで別口座を作る必要があるかも考えます。

1株投資だけを単独で比較するのではなく、

「自分は価格を指定して買うのか、それとも長期で淡々と買うのか」

を先に決めると選びやすくなります。

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次に確認するなら

リアルタイム・指値が必要だと判断した人は、楽天証券のかぶミニについて対象銘柄やリアルタイム取引時のコストを確認します。

一方、寄付など決められたタイミングで十分なら、1株投資だけではなく、NISA・投信積立・ポイントなども含めてSBI証券と楽天証券のどちらをメイン口座にするかを比較すると選びやすくなります。

出典

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この記事は、2026年8月時点の各証券会社の公開情報をもとに作成しています。