国内株中心なら松井証券をSBI証券・楽天証券と比較する必要はある?

国内株を中心に使うなら、SBI証券と楽天証券だけでなく、松井証券まで比較したほうがよいのでしょうか。

結論からいうと、100株単位の国内株を中心に売買し、1株投資をほとんど使わないなら、松井証券も比較候補に入れる意味があります。

一方で、

1株ずつ買い増したい。

少額で複数銘柄へ分散したい。

単元未満株を頻繁に使いたい。

という人なら、SBI証券・楽天証券のほうが比較の中心になりやすくなります。

松井証券は国内株に弱いわけではありません。

ただし、国内株中心=必ず松井証券まで比較するではなく、

通常の100株取引を中心にするのか。

1株投資まで使うのか。

NISA中心なのか。

相談サービスまで欲しいのか。

で必要性を判断します。

まず3社の違いを大きく分ける

国内株中心なら、最初に見るのは次の程度で十分です。

比較SBI証券楽天証券松井証券
通常の国内株対応対応対応
NISA国内株対応対応対応
1株からの買付S株かぶミニ原則買付不可
1株のリアルタイム・指値なし対象銘柄であり―
通常口座の手数料条件を満たせば0円コースによる1日合計額で決定
株の相談窓口ありあり株の取引相談窓口あり

この中で、特に大きいのが単元未満株です。

国内株をどう買うかで、松井証券を比較する必要性がかなり変わります。

100株単位を中心に買うなら松井証券も候補になる

たとえば、

年に数回だけ100株買う。

買ったら長期保有。

単元未満株は使わない。

という人です。

この場合、松井証券でも通常の国内株現物取引ができます。

松井証券の通常口座では、現物・信用取引の1日の約定代金合計によって手数料が決まるボックスレートを採用しています。

26歳以上の場合でも、1日の約定代金が一定範囲内なら手数料0円です。

そのため、

少額の100株取引を年に数回。

という人なら、手数料面でも候補にできます。

SBI証券は通常口座でも手数料を0円にしやすい

一方、SBI証券は所定の電子交付設定などの条件を満たせば、国内株のインターネット売買手数料が約定代金にかかわらず0円です。

そのため、

100万円を超える取引をする。

1日に複数回売買する。

という場合でも、無料条件を満たしていれば手数料を気にしにくくなります。

通常口座の手数料だけを見るなら、SBI証券のほうがシンプルに感じる人もいるでしょう。

楽天証券も国内株全体で十分比較候補になる

楽天証券も国内株を中心に使える証券会社です。

通常の単元株だけでなく、

1株投資のかぶミニ。

国内株積立のかぶツミ。

NISAでの金額指定取引であるかぶピタッ。

など、少額で国内株を買う方法を増やしています。

そのため、

100株取引だけではなく、将来少額買いもするかもしれない

という人には比較しやすくなります。

松井証券は1株ずつ買い増す用途では弱い

ここが松井証券を比較するかどうかの大きな境目です。

2026年8月時点で、松井証券の単元未満株は売却のみです。

新しく1株買うことはできません。

つまり、

配当株を毎月1株。

気になる銘柄をまず3株。

100株まで少しずつ買い増す。

という使い方には向きません。

この用途なら、

SBI証券のS株。

楽天証券のかぶミニ。

を先に比較したほうがよいでしょう。

「国内株中心」でも少額投資中心なら松井を外してもいい

国内株中心という言葉だけを見ると、松井証券も含めて3社比較したくなります。

しかし、

国内株中心
+
少額投資中心

なら話は別です。

たとえば、

毎月1万円だけ日本株を買う。

100株まとめて買うことは少ない。

配当株を1株ずつ増やす。

という人です。

この場合、単元未満株の買付ができるかが重要になります。

松井証券はここで条件が合わないため、SBI・楽天の2社比較で十分な可能性があります。

NISAの100株取引なら松井証券も比較できる

NISA成長投資枠で通常の国内株を買う場合は、松井証券も比較対象になります。

松井証券では、NISA口座の日本株売買手数料をインターネット経由なら無料としています。

SBI証券・楽天証券もNISA国内株の取引手数料を無料としています。

そのため、

NISAで100株単位を買う。

長期保有する。

というだけなら、3社とも候補になります。

この条件では「松井だから手数料面で大きく不利」とは言えません。

NISAで1株ずつ買うなら松井証券では目的を満たせない

ただし、

NISA成長投資枠で1株ずつ買いたい

となると結論は変わります。

SBI証券ではS株を利用できます。

楽天証券ではかぶミニを利用できます。

松井証券では新規の単元未満株買付を扱っていません。

そのためNISAでも、

100株単位中心
→松井も比較。

1株投資中心
→SBI・楽天中心。

と分けられます。

松井証券はサポートを重視するなら比較する意味がある

松井証券には「株の取引相談窓口」があります。

日本株・米国株について、

銘柄の探し方。

個別銘柄の材料の見方。

取引タイミングを考えるための情報。

などを相談員に相談できます。

個別銘柄の推奨や株価予想をしてもらうサービスではありませんが、

自分だけで全部調べるより人にも相談したい。

という人には違いになります。

ネット証券だから何でも自分で判断する、と決めている人には必要ありません。

一方、人による相談も使いたい人なら、松井証券を比較する理由になります。

年に数回しか買わないならサポートの価値が相対的に上がることもある

頻繁に売買する人なら、

注文速度。

ツール。

チャート。

などを重視しやすくなります。

逆に、

数カ月に1回。

気になる銘柄を買う。

という人なら、高機能ツールを毎日使うわけではありません。

このタイプでは、

分からないときに相談できる。

操作方法を確認しやすい。

という要素のほうが重要になる場合があります。

国内株中心でも、自分で全部調べる人と相談を使いたい人では評価が変わります。

1日の取引金額が大きい人は通常口座の手数料を確認する

松井証券のボックスレートでは、1日の約定代金合計が一定額を超えると手数料が発生します。

そのため、

1日に数十万円程度。

という人と、

1日で100万円以上売買する。

という人では条件が違います。

一方、SBI証券は所定条件を満たせば約定代金にかかわらず国内株手数料0円です。

NISAなら3社とも無料条件が強いため差は小さくなりますが、通常口座で大きな金額を動かす人は一度確認したほうがよいでしょう。

国内株中心でもIPOまでやるなら比較項目は増える

国内株中心の中には、

上場株だけでなくIPOにも申し込みたい

という人もいます。

この場合は、

IPOの取扱い。

抽選方法。

資金拘束。

なども比較項目になります。

ただ、通常の国内株を長期保有するだけなら、ここまで広げる必要はありません。

自分が使う国内株サービスだけで比較します。

SBI証券が向きやすい人

国内株中心なら、次のような人はSBI証券を選びやすくなります。

  • 通常口座でも手数料無料条件を使いたい
  • 1株ずつ買いたい
  • S株で十分
  • NISAでも国内株を使う
  • SBI証券をすでに利用している
  • 国内株以外も将来使う可能性がある

特に「100株も1株も使う」という人にはまとめやすいでしょう。

楽天証券が向きやすい人

楽天証券を選びやすいのは、

  • 1株でもリアルタイム・指値を使いたい
  • 国内株を少額ずつ買いたい
  • 金額指定も使いたい
  • 楽天ポイントを利用する
  • 楽天証券でNISAを使っている
  • 少額日本株の買い方を細かく選びたい

という人です。

少額国内株の選択肢の多さを使うなら楽天証券との差が出ます。

松井証券が向きやすい人

松井証券を比較する意味が大きいのは、

  • 100株単位の取引が中心
  • 単元未満株の新規買付を使わない
  • 1日の取引額が手数料無料範囲に収まりやすい
  • NISAで日本株を買う
  • 人に相談できる窓口を使いたい
  • 松井証券の操作やサービスが自分に合う

という人です。

この条件なら、SBI・楽天だけで決める前に比較対象へ入れてもよいでしょう。

松井証券まで比較しなくてもいい人

一方、次のような人なら、SBI証券と楽天証券だけ比較してもよいでしょう。

  • 1株投資が中心
  • 配当株を少しずつ買い増す
  • 100株まとめて買う資金は使いたくない
  • リアルタイム単元未満株を使いたい
  • 金額指定投資も使いたい

この場合は、松井証券では主要な使い方を満たせないためです。

比較対象を増やすほど良いわけではありません。

結論|100株中心なら松井も比較、1株中心ならSBI・楽天で十分

国内株中心だからといって、必ずSBI証券・楽天証券・松井証券の3社を比較する必要はありません。

判断の境目は、

100株単位を中心にするか。

1株単位を中心にするか。

です。

100株単位の現物株を年に数回買う。

NISA成長投資枠で長期保有する。

人による相談も使いたい。

という人なら、松井証券まで比較する意味があります。

一方、

1株ずつ買い増す。

配当株を少額で分散する。

1株でも指値したい。

金額指定まで使いたい。

なら、SBI証券・楽天証券の比較を優先したほうがよいでしょう。

つまり、

「国内株を買うから松井も比較」ではなく、「自分の国内株の買い方を松井証券が満たせるか」

で決めれば十分です。

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次に確認するなら

100株単位中心なら、松井証券を含めて通常口座の手数料、NISA、サポートを比較します。

1株投資中心なら、松井証券は一度外し、SBI証券のS株と楽天証券のかぶミニ・かぶピタッのどこまで必要かで絞るほうが分かりやすくなります。

出典

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この記事は、2026年8月時点の各証券会社の公開情報をもとに作成しています。