松井証券を選ぶ前に確認|向いている人・SBI・楽天がいい人

松井証券は、日本株を中心に使いたい人にとって候補になるネット証券です。

通常の国内株現物取引。

NISA。

投資信託。

米国株。

などを扱っており、さらに日本株について無料で相談できる「株の取引相談窓口」もあります。

一方で、SBI証券や楽天証券と比べると大きな違いもあります。

特に重要なのが、単元未満株の新規買付に対応していないことです。

そのため、

100株単位の国内株が中心。

1株ずつ買う必要はない。

人にも相談しながら投資したい。

という人には松井証券を選ぶ意味があります。

一方、

配当株を1株ずつ増やしたい。

少額で日本株を分散したい。

1株でもリアルタイム・指値で買いたい。

という人なら、SBI証券・楽天証券のほうが使い方に合いやすくなります。

ここでは、松井証券でそのまま決めてよい人と、SBI証券・楽天証券まで比較したほうがいい人を分けます。

松井証券が向いている人

最初にまとめると、松井証券が向きやすいのは次のような人です。

  • 100株単位の国内株を中心に買う
  • 単元未満株の新規買付は使わない
  • 売買回数はそれほど多くない
  • 1日の取引金額が大きくなりにくい
  • NISAで国内株を長期保有したい
  • 日本株について人にも相談したい
  • SBI・楽天のポイント連携を特に重視しない

この使い方なら、松井証券独自の弱点があまり気になりません。

100株単位の国内株が中心なら候補に残せる

松井証券の国内株手数料は、1注文ごとではなく、1日の約定代金合計で決まるボックスレートです。

2026年8月時点では、26歳以上の場合、1日の約定代金合計が50万円までなら手数料は0円です。

そのため、

20万円程度の株を100株買う。

年に数回だけ売買する。

という人なら、通常口座でも手数料をかけずに利用できる場合があります。

頻繁に大きな金額を売買する人より、少ない回数で現物株を買う人のほうが使いやすい料金体系です。

ただし取引額が大きくなるならSBI証券も確認する

松井証券では、1日の約定代金合計が一定額を超えると手数料が発生します。

そのため、

1回に100万円以上買う。

同じ日に複数銘柄を売買する。

という人は、通常口座の手数料を確認したほうがよいでしょう。

SBI証券は、所定条件を満たせば国内株のインターネット取引手数料を約定代金にかかわらず0円にできます。

通常口座で大きな金額を取引する人ほど、SBI証券との違いを確認する意味があります。

NISAで100株を買うなら松井証券でも使いやすい

松井証券のNISAでは、日本株の売買手数料が無料です。

そのため、

NISA成長投資枠で配当株を100株買う。

そのまま長期保有する。

という使い方なら、手数料面では候補にしやすくなります。

SBI証券や楽天証券もNISA国内株の手数料を抑えた仕組みを持っているため、NISAで100株を買うだけなら3社に決定的な差が出にくい部分です。

この場合は、他の使い方で決めます。

1株ずつ買いたい人には向かない

松井証券を選ぶ前に最も確認したいのがここです。

2026年8月時点では、松井証券の単元未満株は売却のみです。

新しく1株、5株、10株と買うことはできません。

そのため、

配当株を毎月1株ずつ。

100株まで少しずつ買い増す。

高い銘柄をまず1株だけ買ってみる。

という使い方をしたいなら、松井証券では目的を満たせません。

この条件ならSBI証券または楽天証券を確認します。

1株を淡々と買うならSBI証券が候補

SBI証券にはS株があり、1株から日本株を買えます。

そのため、

毎月1株。

長期保有。

買値を細かく指定しない。

という人ならSBI証券が候補になります。

松井証券との大きな違いは、単元未満株を新規買付できるかです。

100株を用意してから投資する必要がないため、少額で国内株を始めたい人にはSBI証券のほうが使いやすくなります。

1株でも価格を指定したいなら楽天証券が候補

楽天証券のかぶミニでは、1株から日本株を買えます。

さらに対象銘柄ではリアルタイム取引・指値注文にも対応しています。

そのため、

株価2,000円以下なら買う。

配当利回りが一定以上なら追加する。

急落時に1株だけ買う。

という使い方なら楽天証券のほうが向きます。

松井証券では1株買付自体ができないため、この条件では比較結果がかなり明確です。

少額投資を重視するなら楽天証券との差はさらに広がる

楽天証券には、

1株から買えるかぶミニ。

国内株を定期的に買うかぶツミ。

NISA成長投資枠で金額指定できるかぶピタッ。

があります。

そのため、

1株未満まで買いたい。

毎月5,000円分だけ日本株を買いたい。

複数銘柄へ同じ金額ずつ投資したい。

という人には、楽天証券側の選択肢が広くなります。

国内株中心でも、少額国内株中心なら松井証券を最終候補から外してもよいでしょう。

松井証券の強みは「人に相談できる」こと

一方、松井証券にはSBI証券・楽天証券との比較で見落としにくい特徴があります。

「株の取引相談窓口」です。

松井証券の口座を持っている人は無料で利用でき、

銘柄の探し方。

個別銘柄の材料の見方。

マーケット環境。

取引タイミングを考えるための情報。

などを相談できます。

個別銘柄の推奨や将来株価の予想をしてもらうサービスではありません。

ただ、

ネット証券でも人に話を聞きたい。

自分だけでは情報の見方が分からない。

という人には違いになります。

投資初心者だから松井証券、とは限らない

人に相談できると聞くと、

初心者なら松井証券

と考えたくなります。

ただし、何をしたいかで分けたほうがよいでしょう。

初心者でも、

まず1株だけ買ってみたい

なら松井証券ではなくSBI・楽天のほうが目的に合います。

一方、

ある程度まとまった金額で100株を買う。

買う前に市場や銘柄の見方を相談したい。

という人なら、松井証券の相談窓口に意味があります。

「初心者かどうか」ではなく、少額買付と対人相談のどちらを重視するかです。

売買手数料0円だけで松井証券を選ばない

松井証券は一定の取引額まで国内株手数料が0円です。

ただし、SBI証券や楽天証券でも手数料0円になる使い方があります。

NISAなら特に差は小さくなります。

そのため、

50万円まで0円だから松井証券

だけで決める必要はありません。

むしろ、

単元未満株は必要か。

相談窓口を使うか。

NISAをどこで使うか。

を先に考えます。

1日の取引額が少ないならボックスレートは分かりやすい

逆に、

年に数回しか売買しない。

1日の合計取引額も50万円以下が多い。

100株単位。

という使い方なら、松井証券の手数料体系は分かりやすいでしょう。

自分の使い方が無料範囲に収まりやすいなら、それ以上細かな手数料比較をする必要性は下がります。

短期売買をするならツールも含めて別途比較する

松井証券は国内株向けの各種取引ツールも提供しています。

ただし、

デイトレードをする。

信用取引を頻繁に行う。

という人は、今回の「100株を中心に年に数回買う」という判断とは別です。

取引ツールや信用取引条件まで含めて比較する必要があります。

長期保有中心なら、そこまで広げなくてもよいでしょう。

楽天ポイント・Vポイントを使うなら他社も見たい

松井証券を選ぶと、

楽天証券の楽天ポイント。

SBI証券のVポイントなど。

との連携を選ぶ場合とは違う使い方になります。

普段から楽天ポイントを大量に使うなら楽天証券。

三井住友カードやVポイントを使うならSBI証券。

という選択もあります。

一方、

証券会社選びにポイントを持ち込みたくない。

投資は投資として分けたい。

という人なら、松井証券を選ぶうえで大きな弱点にはなりません。

松井証券をそのまま選んでいい人

ここまでをまとめると、次の条件が複数当てはまるなら松井証券で決めやすいでしょう。

  • 100株単位の国内株が中心
  • 年に数回程度の売買
  • 1日の取引額が50万円以下に収まることが多い
  • NISAで国内株を長期保有したい
  • 単元未満株の新規買付は必要ない
  • 株について人にも相談したい
  • ポイント連携を証券会社選びで重視しない

この使い方なら、松井証券の特徴と噛み合います。

SBI証券のほうがいい人

次のような人です。

  • 1株ずつ日本株を買いたい
  • 100株まで少しずつ増やしたい
  • 通常口座でも大きな金額を売買する
  • 国内株手数料を所定条件のもとで0円にしたい
  • 三井住友カードやVポイントを使う
  • NISA・投信・国内株をSBI証券へまとめたい

この場合は、松井証券よりSBI証券側の機能を実際に使う可能性が高くなります。

楽天証券のほうがいい人

次のような人です。

  • 1株投資を使いたい
  • 1株でもリアルタイム・指値で買いたい
  • 日本株を金額指定したい
  • 国内株を少額で定期的に買いたい
  • 楽天カード・楽天ポイントを使う
  • NISAで少額日本株までまとめたい

特に少額投資の買い方を選びたい人は、楽天証券のほうが適しています。

松井証券を選ばなくてもいい人

逆に、

国内株に強そうだから。

歴史のある証券会社だから。

サポート評価が高いから。

という理由だけなら、まだ決めなくてもよいでしょう。

自分が実際に、

100株を買うのか。

1株を買うのか。

相談窓口を使うのか。

まで確認します。

使わない特徴は、自分にとっての強みではありません。

結論|松井証券は「100株中心+相談したい人」なら選びやすい

松井証券を選ぶ前に確認したい最大のポイントは、

1株投資が必要か

です。

100株単位の国内株を中心に買う。

NISAで長期保有する。

取引額も大きくなりすぎない。

株について人にも相談したい。

この条件なら、松井証券は候補にしやすいでしょう。

一方、

1株ずつ買いたい
→SBI証券・楽天証券。

1株でも指値したい
→楽天証券。

金額指定までしたい
→楽天証券。

というように、少額日本株の使い方が増えるほど松井証券から離れます。

つまり最終確認は、

「松井証券が国内株に強いか」ではなく、「自分は100株中心で、松井証券の相談・手数料体系を実際に使う人か」

です。

そこが当てはまるなら、そのまま松井証券を選びやすくなります。

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次に確認するなら

100株中心で、1株買付は不要、さらに相談窓口にも魅力を感じるなら、比較をここで止めて松井証券を候補にできます。

逆に単元未満株を買いたいと分かった時点で、松井証券ではなくSBI証券・楽天証券の1株投資比較へ戻るほうが分かりやすくなります。

出典

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この記事は、2026年8月時点の各証券会社の公開情報をもとに作成しています。