SBI証券と楽天証券は国内株を年に数回買うだけならどっち?

国内株を毎日のように売買するわけではない。

年に数回、気になった銘柄を買って長く持つだけ。

この使い方なら、SBI証券と楽天証券のどちらを選ぶべきなのでしょうか。

結論からいうと、100株単位の現物株を年に数回買うだけなら、SBI証券と楽天証券の差はかなり小さくなります。

SBI証券は所定条件を満たせば国内株のインターネット取引手数料が0円です。

楽天証券もNISAでは国内株の売買手数料が無料で、通常口座でも手数料を抑えられるコースがあります。

そのため、この使い方では「どちらが数十円安いか」より、

1株投資も使うか。

NISAで買うか。

楽天ポイントやVポイントを使うか。

すでにどちらかの口座を持っているか。

を見たほうが選びやすくなります。

年に数回なら手数料だけでは決まりにくい

まず、100株単位の通常取引だけを考えてみます。

SBI証券は、インターネットコースで電子交付など所定条件を満たせば、国内株の売買手数料が0円になります。

楽天証券も、NISA口座内の国内株売買手数料は無料です。

そのため、

年3回。

年5回。

年10回。

程度しか売買しない人は、手数料だけで大きな差が付かない場合があります。

「年間数回しか買わないから、一番安いところを探さなければ」

と考える必要性は低くなっています。

SBI証券は手数料無料条件を満たせるなら分かりやすい

SBI証券では、所定の条件を満たしたインターネット取引について、約定代金にかかわらず国内株の売買手数料を無料にしています。

そのため、

50万円の株を1回買う。

100万円の株を年に数回売買する。

という場合でも、対象条件を満たしていれば通常の売買手数料を細かく計算する必要がありません。

年に数回しか取引しない人にとっては、シンプルです。

ただし、無料化には電子交付設定などの条件があるため、口座開設後に対象になっているかは確認しておきます。

楽天証券はNISAで買うなら手数料差を気にしにくい

楽天証券では、NISA口座内の国内株式について、売買手数料を無料としています。

そのため、

成長投資枠で年に数回だけ国内株を買う。

買ったら長く持つ。

という使い方なら、通常の現物株手数料の違いはかなり気にしなくてよくなります。

SBI証券と楽天証券をNISAの国内株手数料だけで決めるのは難しくなります。

普通の100株取引だけなら、どちらでも困りにくい

たとえば、

トヨタを100株買う。

銀行株を100株買う。

その後数年持つ。

というような使い方です。

この場合、

1株投資。

リアルタイム単元未満株。

金額指定投資。

といった少額株サービスは使いません。

SBI証券でも楽天証券でも、通常の国内株現物取引はできます。

つまり、年に数回の100株取引しか使わないなら、両社の機能差をかなり無視できます。

1株ずつ買うなら楽天証券との違いが出る

一方、

100株まとめて買わない。

まず1株、5株、10株と少しずつ買う。

という人は話が変わります。

SBI証券にはS株。

楽天証券にはかぶミニがあります。

どちらも1株から買えますが、注文方法が異なります。

SBI証券のS株は、決められたタイミングで約定する仕組みです。

楽天証券のかぶミニは、対象銘柄ならリアルタイム・指値注文も利用できます。

そのため、

年に数回しか買わなくても、その数回で「この価格以下なら1株買いたい」という人には楽天証券の機能差が効いてきます。

1株でも買値を気にしないならSBI証券でも十分

逆に、

年に数回だけ1株を追加。

買ったら長期保有。

数十円程度の買値差は気にしない。

という場合なら、リアルタイム・指値がなくても大きく困らない可能性があります。

この場合は、S株で十分と判断できます。

つまり、

取引回数が少ないか

だけではなく、

その少ない取引で買値を細かく指定したいか

まで見る必要があります。

楽天ポイントを国内株購入に使うなら楽天証券

楽天証券では、楽天ポイントを国内株の購入に利用できます。

そのため、

楽天カード。

楽天市場。

その他楽天サービス。

などでポイントが貯まっている人は、そのポイントを株購入へ回せます。

年に数回しか買わなくても、

「ポイントが貯まったら1株買う」

という使い方ができます。

普段から楽天ポイントを利用している人なら、楽天証券を選ぶ一つの理由になります。

SBI証券でもポイント投資を使える

SBI証券でもポイントを使った国内株購入に対応しています。

そのため、

Vポイントなどを普段使っている。

三井住友カード系のサービスを利用している。

という人なら、SBI証券へまとめる考え方があります。

ここも、

楽天証券のほうがポイント投資できるから有利

という単純な比較にはなりません。

普段どのポイントを使っているかで決めます。

すでに口座を持っているなら、そのまま使う選択も強い

国内株を年に数回しか買わない人ほど、

すでにどちらかの口座を持っている

という条件が重要になります。

たとえばSBI証券をすでに持っていて、

国内株の手数料無料条件を満たしている。

1株投資もS株で困らない。

という人が、

楽天証券のかぶミニのためだけに新しい証券口座を増やす必要があるかは考えたいところです。

逆も同じです。

楽天証券をすでに使っていて、年に数回100株を買うだけなら、SBI証券へ移るほどの差がない場合があります。

NISAをどちらで使っているかも重要

NISAでは、その年のつみたて投資枠と成長投資枠を同じ金融機関で利用します。

そのため、

NISA積立をSBI証券でしている。

成長投資枠で年に数回国内株も買う。

なら、SBI証券へまとめるほうが自然です。

楽天証券でNISA積立をしているなら、国内株も楽天証券の成長投資枠で買う方法があります。

年に数回しか個別株を買わないのであれば、国内株機能だけを理由にNISA金融機関まで変更する必要があるかは慎重に考えたいところです。

株アプリの高機能さまで比較する必要は低い

年に数回しか国内株を買わないなら、

高機能チャート。

板発注。

高速注文。

多彩なテクニカル指標。

などの違いを細かく比較する必要性も低くなります。

買うときに注文できる。

保有株を確認できる。

必要なときに売却できる。

のであれば、十分な人も多いでしょう。

短期売買向け機能の多さより、自分が実際に使う部分を優先します。

SBI証券が向きやすい人

年に数回の国内株取引なら、次のような人はSBI証券を選びやすくなります。

  • 所定条件を満たして国内株手数料を無料にできる
  • すでにSBI証券を使っている
  • NISAをSBI証券で利用している
  • S株で1株ずつ買えれば十分
  • Vポイントなどを使う
  • リアルタイムの単元未満株注文は不要

この場合、楽天証券へ移る決定的な理由は少なくなります。

楽天証券が向きやすい人

一方、次のような人は楽天証券を選びやすくなります。

  • NISAを楽天証券で使っている
  • 楽天ポイントを株購入にも使いたい
  • 1株投資でリアルタイム・指値を使いたい
  • かぶミニを使いたい
  • すでに楽天証券を利用している
  • 楽天カードや楽天ポイントをまとめて使いたい

特に1株投資の注文方法を重視するなら、楽天証券側の違いが出ます。

どちらでもいい人

次の条件なら、かなりどちらでもよくなります。

  • 年に数回100株を買うだけ
  • 長期保有中心
  • 手数料無料条件を満たせる
  • 1株投資を使わない
  • ポイントも重視しない
  • 高機能取引ツールも使わない

この場合は、

現在持っている口座。

NISAを使っている口座。

画面を使いやすいと感じるほう。

などで決めてもよいでしょう。

無理に細かな優劣を付ける必要はありません。

結論|年に数回の100株取引ならどちらでもよく、1株の買い方で差が出る

SBI証券と楽天証券のどちらも、国内株を年に数回買って長期保有する用途には使えます。

特に100株単位で普通に現物株を買うだけなら、手数料面を含めて差はかなり小さくなっています。

そのため、

100株を年に数回買うだけなら、すでに使っているほうで十分な人が多い。

一方、

1株ずつ買い、価格を指定したいなら楽天証券のかぶミニの違いが効く。

1株を定期的に買えればよく、リアルタイム・指値が不要ならSBI証券のS株でも十分。

という分け方ができます。

年に数回しか取引しない人ほど、

「どちらが最高の証券会社か」

ではなく、

「自分がその数回で何をするのか」

だけ見れば十分です。

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100株単位を年に数回買うだけなら、手数料やアプリ機能の細かな比較はここで止めてもよいでしょう。

1株ずつ買う予定がある人だけ、次にS株とかぶミニの注文方法・コストを比較すると、自分に必要な差だけを確認できます。

出典

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この記事は、2026年8月時点の各証券会社の公開情報をもとに作成しています。