SBI証券と楽天証券で決めきれないなら両方口座開設してもいい?

SBI証券と楽天証券を比較しても、なかなか決めきれないことがあります。

SBI証券はS株や三井住友カードとのクレカ積立。

楽天証券はかぶミニ・かぶピタッ・楽天カードとのクレカ積立。

どちらにも使いたいサービスがあると、

「もう両方作ってしまってもいいのでは?」

と思うかもしれません。

結論からいうと、SBI証券と楽天証券の総合口座を両方持つこと自体は問題ありません。

しかも、両社とも口座開設料・口座管理料は無料です。

そのため、

両方開設する。

実際に画面やサービスを確認する。

その後、メインで使う証券会社を決める。

という方法もできます。

ただし、NISAだけは両方で同時に使えません。

ここを分けて考える必要があります。

通常の証券口座はSBIと楽天の両方を持てる

通常の証券総合口座は、複数の証券会社に開設できます。

たとえば、

SBI証券。

楽天証券。

松井証券。

の口座を同時に持つこともできます。

そのため、

SBI証券は国内株。

楽天証券は投資信託。

のように使い分けることもできます。

「証券口座は1人1つ」という制度ではありません。

SBI証券も楽天証券も口座維持費は無料

複数口座を持つときに気になるのが維持費です。

SBI証券は、証券総合口座の口座開設料・口座管理料を無料としています。

楽天証券も、口座開設料・口座管理料・口座維持管理手数料は無料です。

そのため、

両方作った。

片方はほとんど使っていない。

というだけで毎年維持費がかかるわけではありません。

この点では、両方開設する金銭的なハードルは低いと言えます。

迷っているなら両方作ってから決める方法もある

サービス比較だけでは分からないこともあります。

たとえば、

アプリの使いやすさ。

保有資産の見やすさ。

注文画面。

積立設定画面。

ログイン後の情報量。

などです。

これらは実際に使ってみないと判断しにくい部分があります。

そのため、

どちらか一つに決められない
↓
両方総合口座だけ作る
↓
実際の画面を見る
↓
メインを決める

という進め方もできます。

入金しなくても両方維持できる

両方作ったからといって、両方にお金を入れる必要もありません。

たとえば、

SBI証券に10万円入金。

楽天証券は残高0円のまま。

という状態でも構いません。

使いたいサービスが出てきたときだけ入金できます。

そのため、両方開設することと、両方へ資金を分散することは別です。

NISAは両方では使えない

ここが最も重要です。

NISAは、1人につき1つの金融機関で利用します。

そのため、

SBI証券でNISAつみたて投資枠。

楽天証券でNISA成長投資枠。

という使い方はできません。

同じ年のNISAは、つみたて投資枠と成長投資枠を同じ金融機関で利用します。

つまり、

総合口座
→SBI・楽天両方でもよい。

NISA
→どちらか1社。

です。

NISAだけは先に決めたほうがいい

両方口座開設してもよいとはいえ、

NISAをすぐ使いたい

なら、最終的にどちらをNISA口座にするかは決める必要があります。

たとえば、

投資信託積立が中心。

ならクレカ積立条件。

1株投資もする。

ならS株とかぶミニ。

金額指定まで使う。

なら楽天証券のかぶピタッ。

というように、NISAで実際に使う機能から決めます。

通常口座の比較とNISAの選択は分けて考えます。

両方開設するメリット1|サービスを使い分けられる

両方持つ一番大きなメリットは、サービスを一社に限定しなくてもよいことです。

たとえば、

SBI証券
→S株を利用。

楽天証券
→かぶミニのリアルタイム・指値を利用。

という使い分けもできます。

NISA以外なら、自分が使いたいサービスごとに証券会社を分けられます。

両方開設するメリット2|ポイントを使い分けられる

SBI証券ではVポイントなどを利用できます。

楽天証券では楽天ポイントを利用できます。

そのため、

普段楽天ポイントが余ったら楽天証券。

Vポイントが余ったらSBI証券。

という使い方も可能です。

複数のポイントを日常的に使っている人なら、2口座を持つ意味があります。

両方開設するメリット3|後から使いたくなったときにすぐ動ける

証券口座は申込み後すぐに必ず利用開始できるとは限りません。

本人確認や審査などがあります。

そのため、

今は楽天証券しか使わない。

でも将来SBI証券のサービスを使うかもしれない。

という場合、先に口座だけ作っておけば、必要なときに使いやすくなります。

特に相場が大きく動いたときに、

「今から別の証券会社を開設したい」

となるよりは準備しておけます。

両方開設するデメリット1|管理するものが増える

金銭的な維持費はかからなくても、管理の負担は増えます。

たとえば、

ログインID。

パスワード。

二要素認証。

登録メール。

銀行口座。

保有株。

年間取引報告書。

などです。

2社程度なら問題ない人も多いでしょう。

しかし、無料だからと5社、10社作ると管理が複雑になります。

「比較候補だから2社」はありですが、「無料だから全部」はおすすめしにくい使い方です。

両方開設するデメリット2|資産全体が見にくくなる

SBI証券に50万円。

楽天証券に50万円。

と分けると、それぞれの画面では自社分しか表示されません。

そのため、

日本株はいくら。

投資信託はいくら。

現金はいくら。

という資産全体を把握するには、自分で合算する必要が出る場合があります。

メイン口座を1社決めて、もう一方は特定サービス専用にしたほうが管理しやすいでしょう。

両方開設するデメリット3|同じ銘柄を重複して持つことがある

複数口座を使うと、

SBI証券でA株を10株。

楽天証券でもA株を5株。

ということがあります。

これは制度上問題ありません。

ただし、

合計15株持っている

という管理が必要になります。

配当や損益の確認も複数画面になります。

少額投資を分散しすぎると、かえって管理しにくくなることがあります。

税金の管理は特定口座ならかなり簡単にできる

通常の課税口座を使う場合、特定口座(源泉徴収あり)を利用すれば、各証券会社内で税金の計算・源泉徴収を行ってもらえます。

ただし、複数証券会社間で損益通算したい場合などは、確定申告が必要になることがあります。

そのため、

口座を2つ持つこと自体は簡単。

複数口座で頻繁に売買して損益を通算する

となると少し複雑になる。

と考えておくとよいでしょう。

「どっち?」で決められないなら本当に差が小さい可能性もある

SBI証券と楽天証券を何度比較しても決められない場合、

自分にとって両社の差がそれほど大きくない

可能性もあります。

たとえば、

NISA積立だけ。

希望ファンドは両方にある。

ポイントもどちらでも使える。

1株投資は使わない。

という人です。

この場合、

無理に最適解を探す。

より、

すでに使っているカード。

すでに持っている口座。

使いやすいと感じる画面。

で決めても大きく困らないでしょう。

まず片方だけでいい人

次のような人なら、無理に両方作らなくてもよいでしょう。

  • NISA積立しか使わない
  • 投資信託1〜2本だけ買う
  • 個別株は使わない
  • ポイントも1種類にまとめたい
  • 口座管理を増やしたくない
  • すでにどちらかの口座を持っている

この場合、2口座目を作るメリットは小さくなります。

両方持つ意味がある人

一方、次のような人は両方開設する意味があります。

  • SBIと楽天で使いたいサービスが違う
  • S株とかぶミニを使い分けたい
  • Vポイントと楽天ポイントの両方を使う
  • 通常口座で目的別に分けたい
  • 実際の画面を触ってからメインを決めたい
  • 将来サービスを使い分ける可能性が高い

この場合は、口座維持費もかからないため、2社保有は現実的です。

NISAはどちらにするかだけ別に決める

最終的にはここです。

両方総合口座を持つことと、

NISAをどちらで使うか

は別問題です。

NISA積立中心なら、

クレカ積立。

ポイント。

投信積立。

を比較します。

少額日本株まで使うなら、

S株。

かぶミニ。

かぶピタッ。

などを比較します。

そして、自分がNISAで一番使う機能があるほうを選びます。

結論|両方開設はあり。ただし「メイン1社+サブ1社」にすると管理しやすい

SBI証券と楽天証券で決めきれないなら、両方の総合口座を開設しても問題ありません。

両社とも口座開設料・口座管理料は無料です。

そのため、

SBI証券をメイン。

楽天証券を1株投資用。

またはその逆。

という使い分けもできます。

ただし、

NISAはどちらか一社に決める必要があります。

また、両方に同じように資金を入れて使うと管理が複雑になりやすいため、

メイン口座1社+必要なサービスだけ使うサブ口座1社

という形のほうが分かりやすいでしょう。

そして、何度比較しても決められないなら、

「両社に大きな差がない使い方をしている」

可能性もあります。

その場合は、無理に最適解を探さず、NISAだけ自分が最も使う機能で決めれば十分です。

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両方口座開設するなら、次に決めるのは「どちらをNISAにするか」と「サブ口座で何を使うか」です。

用途が決まらないまま2口座へ資金を分散するより、まずメイン口座を決め、もう一方は必要になったサービスだけ利用するほうが管理しやすくなります。

出典

SBI証券|口座開設にかかる費用や口座管理料は?、SBI証券|その他の費用(口座開設料・管理料等)、楽天証券|その他の手数料・費用、楽天証券|各種口座の開設方法、金融庁|NISAを知る、金融庁|NISAに関するよくある質問

この記事は、2026年8月時点の金融庁・各証券会社の公開情報をもとに作成しています。